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無名人からの伝言―野口初太郎不屈の人生―(21) 大分講演(団塊世代交流サロン・ミニフォーラム)番外編① 「循環農法」の提唱者、平成の大原幽学こと赤峰勝人さんと対面 畑では雑草とニンジン、ホウレンソウなどが見事に共生、共存! 日本の農業、食の安全性のあり方に一つの方向性を提示 2月16日午後12時半過ぎ、大分NPOプラザで開催された「団塊世代交流サロン・ミニフォーラム」(主催・おおいた団塊くらぶ)で基調講演終了後、ももりんさんたちに車で迎えに来てもらい、大分県臼杵市野津町に向かった。目的地はレヴィンこと高木昌宣さんが勤務していた阿部建設の創業者で故阿部斐文さんが、平成の大原幽学と呼んでいる大分県臼杵市野津町の「百姓」、赤峰勝人さんの農場だ。大分市内から車で約1時間の距離にある。 赤峰さんは命がけで体得した「循環農法」の神髄を、活字や講演、実践研修を通じて、世の中に伝えようと日々奮闘している。阿部斐文さん、赤峰さんの存在を紹介してくれた農事組合法人「旭愛農生産組合」(千葉県旭市鎌数1273 電話0479-63-7611)の大松秀雄組合長も「循環農法」の信奉者である。 *循環農法 循環農法を一言で説明すると、土から生まれたもの(草)を発酵熟成させて、土にしてから、田畑(土)に返す方法で土つくりをし、旬の作物をできるだけ、自然の状態で育てる方法です。なんだ、そんなことか?とお思いになったのではありませんか。そう、たったそれだけのことなのです。たったそれだけの簡単な方法で、安全で美味しい作物が出来るというのに、今までどの農業者も試みていません。畑の中で疑問に思い、考え、気づき、作り上げた、こんなに自然に沿った気持ちのいい循環農法。どうぞ、先ず、あなた自身が実践し、あなたの畑から広めていって下さい(「循環農法」=なずなワールドより) 【赤峰 勝人さんのプロフィール】 1943年5月17日生まれ。大分県野津町に生まれ育つ。 大分県立三重農業高校卒。宇宙の真理に根ざした循環 農法で完全無農薬野菜を育てる百姓。1986年「なずなの会」を組織し、なずな新聞の発行、なずな問答塾、百姓 塾、各地での公演、食事指導。自然の食べ物を通して循 環の大切さを訴え続けている。夢想新伝流居合五段、合気道二段。 午後1時半ごろ、赤峰農園に着いた時、赤峰さんは不在だった。そこで岡山県から来ている研修生の一人にニンジン畑に連れて行ってもらった。ニンジン畑は雑草だらけだった。「手前はニンジンの収穫が終わっています。土の具合によって生える草が違うんです。手前はイネ科の草です。それが土が良くなるとナズナに変化します」と研修生。 ナズナの密集している中にニンジンの葉っぱを見つけた。「本当にニンジン出来てます?」と研修生に聞いた。「勿論です。試しに掘って下さい」。土を掻き分けると確かにニンジンの形が見えた。続けて信じられない光景をこの目で見た。立派なニンジンが姿を現したのだ。ニンジンとナズナが見事に共生、共存していたのだ。 なぜだ!まさに奇跡だ。常識では考えられない。われわれが雑草と呼んでいるナズナにニンジンは養分を取られてしまい、やせ細っていると思うのが常識のはずだ。研修生に「ニンジン、かじってみてください」といわれたので、かじった。「甘い」と思わず口にした。懐かしさの伴う自然の甘さである。 「循環農法でやっている水田も見せてほしい」とお願いし、水田に向かっていたら赤峰さんが車でわれわれに追いついた。赤峰さんは穏やかな空気に包まれていた。しかし、芯は炎のように燃えているような気がした。川の流れによって角が取れた巖(いわお)のような雰囲気である。表面は丸いがハートは固い。 水田に行く前に赤峰さんは、ホウレンソウ畑や研修場、堆肥場などを案内してくれた。ホウレンソウもやはり雑草の中で本当にビックに育っていた。一把、お土産にいただいた。自宅で食べたら甘くて柔らかくでとても美味しかった。 「昭和五十八年五月の穏やかな日のことです。いつものように畑の中で一人、ニンジンの間引きをしている時でした。ふと間引いたニンジンを眺めていた時のことです。何かがスーッと身体に入り込むように、突然の気づきがあったのです。『すべては回っている!』『大地に蒔いた種子は芽を出し、土と水と光に育てられ、葉を付け、実になる。緑は酸素を作り、茎や根や果実や葉は人間を含む動物の食べ物となり肉体を作り命をつないでくれる。人や動物の食べたものはやがて発酵し、堆肥となり、再び土に還ってくる。植物の体内を通した水は葉から蒸散作用により空中へ出て、冷やされて雨となり、その雨は作物の命を育てている。人も植物も虫も水も光も、宇宙のすべてが連鎖し、すべてが循環しているのだ!』」(「循環農法」=なずなワールドより) 赤峰さんはニンジン畑で「循環農法」を体得した瞬間の上記のように書いている。「言葉は後からできた。本当のことを言うと言葉では説明できない。講演に行くと聴衆は自分の物差しで『循環農法』を推し量ろうとする。だから、理解してもらうのが難しい」。禅用語の【不立文字】(悟りの境地は文字では表現できない、純粋体験であるという意味)の世界に通じるようだ。「気付き」という言葉の意味を本当に理解していないと赤峰さんを理解することはできないように思う。 それと人間の固定観念を打破するのはきわめて難しい。赤峰農園の隣りではいまだに農薬、化学肥料漬けの農業が展開されていた。そのすぐ側で「循環農法」が実践され、日本各地から研修生が訪れているというのにだ。中国餃子事件で食の安全性が問い直されている。「循環農法」はこらからの日本の農業、食の安全性のあり方に一つの方向性を提示していると思う。赤峰さんの循環農法を、さっそく、わたしも実践してみるつもりだ。
by kitakamayunet
| 2008-02-17 12:56
| 無名人からの伝言
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Trackback(3)
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Comments(2)
Tracked
from 無農薬 農業 のお話
at 2008-03-04 13:06
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from 居合刀を選ぶ!
at 2008-03-10 22:08
タイトル : 居合刀(真剣)の選び方5 - 柄頭・縁・目貫
真剣の拵えに使う柄頭、縁、目貫といった金具類も、鍔と同様に時代物を使いたいもの。当然ながら、鍔も含めて同系統の図柄や色のもので揃えるようにするといった、統一感に重きを置くことを前提とするのは言うまでもありません。そして、できれば、その統一感に意味合いが持たせられるくらいのこだわりを持って選びたいものですね。何かを象徴するような意味合いでも良いですし、金具類に表現されているものを組合わせることで、ひとつの物語になるような意味合いの持たせ方も良いと思います。たとえば、柳生新陰流の...... more
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2008-03-18 14:01
信じられないですね。
これは、本当のお話なのですか?
0
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by
kitakamayunet at 2008-02-18 22:17
本当の話です。でも、実際にこの目で確かめても信じられない、と口にしてしまいました。機会がありましたら、現地に行かれ、ご自身で確認されるのが一番ですね。
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