カテゴリ
全体 プロフィール 会則 速報 講演・寄稿・メディア シリーズ・団塊世代 春夏秋冬 レヴィン文化財プロジェクト 無名人からの伝言 式年東大社銚子御神幸祭 鎌倉の美しい里山継承PJ シリーズ「里山ってなんだ!」 東庄と鎌倉 鎌倉の世界遺産登録 ガイドブック・プロジェクト 東日本大震災 鎌倉団塊プロジェクト 団塊探偵団(神奈川新聞) 唯我独尊(コラム) 現代に生きる禅の精神 野口農園 交遊録 台峯&マンション問題 インターネット新聞JANJAN Yahoo!セカンドライフ 大船観音前マンション建設 洞門山宅地開発問題 北鎌倉テニスコート築造問題 北鎌倉の恵みプロジェクト 個性派ショップの優れもの BOOK mixi入口 イベント案内 北鎌倉匠の市・展 イベント月別一覧 リンク 北鎌倉グルメ散策 北鎌倉でお買い物 男の料理教室 璃史写真館(非公開) 発見!体験!もう一つの鎌倉 六国見山日照権伐採 「元治苑」にマンション建設 璃史&七緒(非公開) 未分類 以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
鎌倉の邸園文化の象徴「元治苑」にマンション建設計画浮上 江戸末期頃の特徴、19世紀前半まで遡る可能性 大正時代、静岡県東部(駿河東部)辺りから移築か 守る会が解体延期とマンション計画見直しの要望書 6月26日、マンション計画で解体の危機に瀕している元治苑についての調査報告会が鎌倉宮(大塔宮)で開催された。今回の調査は「元治苑を守る会」(事務局電話:0467-24-3416、田川方)が、事業者の三菱地所レジデンスに要請して実施された。 外から見た現在の元治苑 ![]() 元治苑内部の建物(「元治苑を守る会」提供、撮影時期は大正時代) ![]() 三菱地所レジデンスは今回の調査報告後直ちに元治苑の解体に着手する方針だが、「元治苑を守る会」は、鎌倉市に社寺以外に残る唯一の江戸時代の遺構であることなどを理由に、元治苑の正式な調査結果が開示されるまで、元治苑の解体に着手しないよう要望書を三菱地所レジデンスに提出した。 調査報告会に提出された「元治苑建物調査報告書」(平成23年6月21日現在)によれば、調査は(株)山手総合計画研究所が中心となり、現存されている建物の実測調査と建物の履歴に関する資料調査の2本立てで行われた。 建築された年代に不明だが、主体部は建築の間取りや架構(建築構造上の骨組み。柱、梁、床などからなる基本構造部分のこと)は江戸末期頃の特徴があり、19世紀前半まで遡る可能性がある。ちなみに元治は「1864年2.月20日~1865年4月7日まで。文久の後、慶応の前。孝明天皇の代(三省堂の大辞林)」。増築部については、内装の意匠や設備の特徴から見て、大正末期から昭和初期にかけて建てられたものと推測される。 主体部については、移築であると伝えられているが、その移築時期についても明確に判断できる資料などに欠けるため、はっきりしたことが分かっていない。ただし、敷地に建物が建ったのが、大正以降であるのとは間違いないので、それ以降に移築されたことは確かである。 主体部の柱間寸法が1894ミリメートルとした中京間を採用している点から、中京地方であるものと推測される。また、柱に栂(つが、マツ科の常緑高木。福島県以南の山地に自生。樹皮は縦に裂け、葉は短い針状で2列に並んで密生) 材を多く用いていることから、関東以南の地域で東海地方から中部地方にかけての太平洋沿岸の地域である可能性が高い。中京間、栂の使用、架構の特徴、移築の運搬距離を考慮すれば、静岡県東部(駿河東部)辺りから移築してきた可能性が高いと考えられる。 「元治苑」の解体延期とマンション計画見直しのお願い 2011年6月26日 元治苑を守る会 三菱地所レジデンス株式会社 代表取締役社長 八木橋孝男様 「元治苑」の解体延期とマンション計画見直しのお願い 拝啓 貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 さて、貴社を事業者とする「二階堂マンション計画」に関して、2011年6月1日に、第三者機関による「元治苑」の調査結果を正式に開示し、住民との話し合いを経るまで、「元治苑」の解体を延期するようお願いいたしました。 その「お願い」に対し、貴社は以下の回答を見解書として提示されました。 [「元治苑」の調査は、建物の取り壊しを伴うものも含まれているため、解体作業前に正式な調査結果を開示することはできませんが、6月26日(日)に「元治苑」の歴史などに関する調査報告をさせていただいたのち、解体に着手することと致します。] 私ども「元治苑を守る会」と致しましては、以下の理由から、元治苑の正式な調査結果が開示されるまで、元治苑の解体に着手されませんよう、ここにお願いいたします。 (正式な調査結果が開示されるのは8月末の予定と、口頭で聞いております。) 元治苑は元治元年(1864年)に建てられた築147年の建物で、鎌倉市に社寺以外に残る唯一の江戸時代の遺構であること。現在鎌倉市で国登録有形文化財の指定を受けている11件のうち、江戸時代のものは一件もなく、元治苑は国登録有形文化財に指定しなければならない重要な建造物です。 元治苑はまた世界遺産登録の候補地である荏柄天神の参道に接しており、世界遺産登録候補地の景観を形成する場所に建てられていること。荏柄天神参道は国の史跡の若宮大路と並ぶ鎌倉最古の重要な参道です。またこの地は大蔵幕府跡に近く、鎌倉時代初期の政治の舞台となった場所で、貴重な歴史遺産が埋蔵されていると考えられること。 大蔵幕府跡は鎌倉の歴史にとってこの上なく重要な場所ですが、現在清泉小が建てられているために調査ができません。元治苑は大蔵幕府址にかつてあった神田屋敷の最期の1棟であり、鎌倉市にとってのみならず、日本の歴史にとって非常に重要なものであり、国の史跡として保存されなければならないものです。 私ども『元治苑を守る会』は、専門家による元治苑の調査、および性急な元治苑の解体とマンション計画の見直しを求めて、これまでに2742名の署名を集めました。元治苑を守ることは私ども『守る会』のみならず、多くの市民の願いなのです。 私ども「元治苑を守る会は」市民の熱い思いに後押しされ、市議会、県議会、文化庁にお願いし、元治苑の保存に向けた活動を展開しております。鎌倉市の市民憲章には、「私たちは、鎌倉の歴史的遺産と自然及び生活環境を破壊から守り、責任を持ってこれを後世に伝えます。」とあります。 貴社におかれましては、元治苑を性急に解体することなく、文化財としてこれを守り、鎌倉市が世界に誇る歴史的文化都市として発展することに寄与されますよう、心よりお願い申し上げます。 敬具 「元治苑建物調査報告書」 ![]() ![]() ![]() ▲
by kitakamayunet
| 2011-06-30 17:38
| 「元治苑」にマンション建設
|
Trackback(1)
|
Comments(0)
夢工房20年「ありがとう、これからも!」の集い(08・8・2) ![]() ![]() 首都圏出版人懇談会は、1990(平成2)年12 月に発足し、以来20年間「地域文化の創造」という共通理念を掲げ出版活動を続けてきた。メンバーは神奈川・東京・埼玉・茨城・栃木・群馬・千葉・福島に拠点を置く17 社。フォーラムは2部構成で、前半がノンフィクション作家の佐野眞一さんの記念講演「震災・地域―出版のいまと未来」だった。3月11日に発生した東日本大震災の被災地に、いち早く入った佐野さんは、マスメディアが伝えない地獄絵図と化した被災地の現状を生々しく話してくれた。 実際に現場を踏み、信念のある人の言葉は説得力がある。いろいろと考えさせられことがあった。その中でも深く心に刻み込まれた報告があった。それは「近代天皇制」についてだった。佐野さんは「東日本大震災はこれまでの日本人の暮らしや思考を根底から揺るがす出来事」と指摘した上で「阪神大震災の時に比べると、東日本大震災は、被災地を訪問した際の天皇と皇后陛下の祈りのインパクトが弱い」と述べた。 佐野さんは言った。「阪神大震災は都市を襲った都市型災害だった。しかし、今回は限界集落を襲った。「近代天皇制」にとって、地域共同体は手ごわい相手だ。(「近代天皇制」が作り上げた)中央集権のシステムは、日本に高度成長をもたらした。高度成長期なら東日本大震災の死亡者は5万人を超えただろうが、復興も早かったはず。でも、今回の大津波と見えない恐怖(原発事故=高度経済成長の象徴)に、天皇と皇后陛下の祈りは通じなかったのではないか」 ![]() ![]() フォーラムの後半はシンポジウムだった。テーマは「地方出版に未来はあるか?」。コーディネーターは地方・小出版流通センターの川上賢一さん。パネリストはさきたま出版会の星野和央さん、歴史春秋社の阿部隆一さん、佐野眞一さんの3人で、地方出版の現状とこれからについてが、話し合われた。 フォーラム終了後、会場を紫紺館4階に移して記念レセプションが開かれた。レセプションではソプラノ歌手の浅香薫子さんのオープニングコンサートが用意されていた。素晴らしい歌声と語りに酔いしれた後は、参加者と楽しく懇談した。 歌手の浅香薫子さんのオープニングコンサート ![]() 乾杯 ![]() 懇談風景 ![]() ![]() ▲
by kitakamayunet
| 2011-06-27 22:57
| 交遊録
|
Trackback
|
Comments(0)
山に経済を戻す!「緑のダム北鎌倉」の取り組みをリポート 気分高揚、曲を重ねるごとに演奏がアグレッシブに 相性が抜群だった檜造りの会場と木管楽器 ![]() ![]() *バニラムード Vanilla Mood(バニラムード)は、ヴァイオリン・チェロ・ピアノのトリオ構成で、ジャンルにこだわらず独創性のある音楽を奏でる女性3人組のクラシカルバンド。様々なジャンルの楽曲を、ジャンルの垣根を越えてオリジナルなアレンジで奏でる、クロスオーバーミュージックを特徴とする。2004年3月から2005年9月まで、NHK総合テレビの番組「お昼ですよ!ふれあいホール」に出演していたことで知られる。 この日は梅雨の晴れ間で、とても蒸し暑かった。楽器は響きが悪くなるので湿度を嫌うという。急遽決まったコンサートで、告知の時間もなく、しかも平日。何人集まるかと心配した。しかし、こうした諸々の懸念はすべて杞憂に終わった。“森仲間”が声を掛け合った結果、40人以上が参加、会場は満席となった。“森仲間”の結束は固い。 会場となった「麻由梨」ギャラリー(兼松邸)は「冷房の無い、涼風の吹く緑の中でお待ちしています」と案内状に記載があったように、もみじなどの緑に囲まれた檜をふんだんに使った木造建築だ。最前列で演奏を聴かせてもらったが、木管楽器と「檜の館」の相性が抜群で、相互に響き合い、気分が高揚した「すざく」の演奏は、曲を重ねるごとにアグレッシブさを増した。当然ながら、聴衆も即座に感応し、コンサートは大いに盛り上がった。 ◇演奏会は懇親会つきだった。飲み物とドラム缶で焼いた熱々のピザが振舞われた。トータルの料金が3000円。お値打ちのコンサートであった。 ![]() ![]() ◇演奏会後の記念撮影 「すざく」と主催者の兼松さん ![]() 「すざく」と野口 ![]() ▲
by kitakamayunet
| 2011-06-26 21:47
| 鎌倉の美しい里山継承PJ
|
Trackback(1)
|
Comments(0)
石田泰尚リサイタルのポスター、チラシを一橋大学へ 「石田泰尚無伴奏ヴァイオリンリサイタルin建長寺」開催の目的は、質の高い演奏会を実施することにより、教育・文化の一層の発展に寄与するとともに,社会及び地域の振興に貢献するためである。鎌倉の文化拠点の建長寺には会場を提供していただいた。会席料理の「鉢の木」や、北鎌倉駅前の「山本そば店」など、北鎌倉の商店街には、店頭へのポスター掲示などで広報面でご協力いただいている。 「鉢の木」店頭 ![]() 「山本そば店」店頭 ![]() 【お店の紹介は「ガイドブックに載らない北鎌倉の神々」より転載】 鎌倉随一の精進料理と会席料理の名店 鎌倉鉢の木 ![]() 北鎌倉店のお隣のお店が、北鎌倉新館です。ゆったりとして明るい新館は、会席料理とお弁当のお店です。「建長寺前の小さなおにぎり屋さんからスタートしました。『鎌倉の台所』を標榜しています。新館は精進料理だけでなく魚を扱う総合的な日本料理のお店にしたいと考えてオープンしました」(藤川社長)。新館の料理は2000円台から用意されており、椅子席もあります。観光客も気軽に立ち寄ることが出来ます。 (野口稔) 所 〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内350 営 平日 11:30~14:30 土・日 11:00~15:00 夜は17:00~19:00(前日までの予約が必要) 休 年末年始(12月25日~1月1日) 電話0467-23-3723 メール info@hachinoki.co.jp URL http://www.hachinoki.co.jp/index.html 安くて美味しい濃い目のだしのきいたそば 山本そば店 ![]() 現在は落ち着いた古民家風の店構えですが、建て替え前は峠の茶屋風の素朴な感じの店でした。建長寺の境内にある鎌倉学園中・高等学校の生徒たちには、かつて「学割」がありました。粋な計らいに育ち盛りの生徒は大喜び。とても良く利用されていました。懐かしさのあまり時々、OBが訪ねて来るそうです。梅雨の時期、正面の大きなガラス窓からのアジサイはお勧めです。なお、汁(つゆ)は関東風の濃い目のだしのきいた味です。 (斎藤博子) 住 鎌倉市山ノ内501 営 10:30~16:30 休 毎週火曜日 電 0467-22-3310 ![]() 石田泰尚無伴奏ヴァイオリンリサイタルin建長寺 ◇日時 2011年10月16(日)15:00開演(14:30開場) ◇会場 建長寺方丈(神奈川県鎌倉市山ノ内8 tel 0467-22-0981 *JR北鎌倉駅から徒歩15分(駐車場の用意はございません) ◇料金/3,500円(全席自由、別途拝観料300円を支払ってご入場下さい) ◇主催:如水会鎌倉支部 後援:一橋大学 建長寺 ◇協力:北鎌倉涌水ネットワーク ミュージシャンズパーティー ◇お問い合わせ先/如水会鎌倉支部・石田泰尚リサイタル実行委員会 松岡 ℡0467(31)9875 平尾 ℡0467(47)5122 野口 ℡0467(41)1817 ◇チケット発売日 如水会会員・鎌倉市在住の方先行発売7月4日(月) 一般発売7月19日(火) ◇お申し込み方法 ・先行販売 ※郵便振込みのみのお取扱いです 通信欄に10/16石田泰尚無伴奏リサイタル○○枚、ご依頼人欄に郵便番号・ご住所・お名前・電話番号をご記入の上、お申し込み下さい。お振込手数料はご負担下さいますようお願い申し上げます。 ・口 座 名 如水会鎌倉支部 ・口座記号番号 00240-7-135178 先行予約お申し込み締め切り7月15日(金) ※チケットはご入金が確認でき次第、2週間程度以内にご郵送いたします。 ※お申し込み後のキャンセルは、ご容赦下さいますようお願い申し上げます。 ・一般販売【7月19日(火)】 7月19日以降は下記でお取り扱いいたします ▽島森書店鎌倉店(0467-22-0266 鎌倉市小町1-9-3) ▽たらば書房(0467-22-2492 鎌倉市御成町11-40) ▽ミュージシャンズパーティー(03-5468-6966 平日10:00~18:00) ・やむを得ない事情により、演奏曲目・曲順などが変更されることがあります。 ・公演中止の場合を除き、チケットの払い戻しはいたしませんので、ご了承くださ い。 ・未就学児のご入場はお断りしております。 【プログラム】 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調 BWV1002 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調op.27-2 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調op.27-3「バラード」 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 【プロフィール】 石田 泰尚 Yasunao Ishida 神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年より神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任、現在に至る。これまで多数の協奏曲をソリストとして共演し、そのどれもが好評を博している。 オーケストラ以外にもソロリサイタル、トリオ・リベリタ,YAMATO弦楽四重奏団、スーパートリオ3℃、Beeなど活動は多岐にわたり、2008年にはその功績から神奈川文化賞未来賞を受賞した。これまでに、渡辺雄一プロデュースによる3枚のソロアルバムとブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲集(09年1月録音)のほか神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者山本裕康氏とのDVD『Duo』をリリースするなど録音も多い。近年では出演するコンサートはチケット売り切れが相次ぐほど、カリスマ的な人気を持つ。 ▽公式サイト www.musiciansparty.jp/wp/ishida/ ▲
by kitakamayunet
| 2011-06-22 08:03
| イベント案内
|
Trackback
|
Comments(0)
石田泰尚無伴奏ヴァイオリンリサイタルin建長寺:10・16 ![]() ![]() 大学側に事前に来意を告げてあった。山内進学長(わたしの大学の同級生)が学長室で迎えてくれ、「芸術関係の催しは、大学のイメージアップにつながる。ポスター、チラシもよくできている」ととても喜んでくれた。 そして「10月16のコンサートにも行きますよ」と言いながら、山内学長はわたしの目の前でポスターを学長室の壁に貼ってくれた。ポスターはこのほか、大学の掲示板などにも貼ってもらえることになっている。山内学長からは嬉しいことに、コンサートの成功を支援する意味の寄付と著書の「北の十字軍」(サントリー学芸賞受賞作)をいただいた。 ![]() *大本山円覚寺派(臨済宗)新管長に横田南嶺氏、45歳 http://kitakamayu.exblog.jp/14391788/ この日、自宅から一橋大学への往復には車を使った。カーナビの表示では、片道の走行距離が約50キロメートル。思っていたより近い距離(ただし、一般道路を走る距離が長かったので、片道2時間かかった)だった。如水会鎌倉支部は現在、一橋大学と協働で、一橋大学の留学生の鎌倉への招待を計画している。 「石田泰尚無伴奏ヴァイオリンリサイタルin建長寺」の目的は、教育・文化の一層の発展に寄与するとともに,社会及び地域の振興に貢献するためだ。鎌倉の文化拠点の建長寺をお借りして、地域住民のために質の高い演奏会を実施する。母校と鎌倉の“距離”が近くなったような気がする。 学長を方形訪問後、懐かしいキャンパスを散策した。豊かな緑に古風な建物が溶け込んでいるキャンパスが気に入って、わたしは一橋大学を志望した。トラックを走っていた学生時代の自分の姿を思い浮かべた。もう40年以上も前になった。随分昔のことだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() キャンパスの散策が終わるころ、時計の針は午前11時半を指していた。そろそろ昼食の時間だ。少し遠出をしたときのわたしの楽しみの一つが食事だ。この日の気分としては「国立でピザを食べる」だった。 ![]() ![]() ![]() 車を大学の駐車場に止めさせてもらって、正門を出てあらかじめネットで調べておいた大学近くのイタリア料理店の“PIZZETTO”に向かった。“PIZZETTO”を選んだ決め手は「イタリアから取り寄せた薪釜が!450℃で一気に焼き上げるナポリ風ピッツァは、外はパリパリ、中はモチモチの絶品」のうたい文句だ。店構えもまずまず、店内も小ぎれいだった。 妻も同行したのでピザは、肉と野菜が中心のカプリチョーザ(気まぐれという意味)と魚介類をふんだんに使ったペスカトーレの2品(1品2000円弱)、注文した。ランチタイムだったのでコーヒーサラダ付だった。 ![]() オーナーシェフはイタリアはもちろん、都内のイタリアンの有名店で修行を積んだという。ピザはボリューム満点で、味も良かった。店内は女性客を中心にほぼ満席だった。美味しい料理を出す店は、決まって女性客が多い。 大満足をして国立駅に向かった。そこでがっくりきた。かわいらしくもありおしゃれな駅舎が取り壊され、新しい駅舎が建設中だった。国立の景観の素晴らしさは、大学のキャンパス、作家の山口瞳さんが「日本で一番美しい大通り」と評した「大学通り」、国立駅の3点セットで構成されると信じてきた。 ![]() ![]() ![]() ![]() 時代の流れといえばそれまでだが残念である。キャンパスに戻り、気を取り直して、学生時代の“合コンコース”の高尾山(入り口のみに立ち寄り)、相模湖を経由した北鎌倉に戻った。 ![]() 石田泰尚無伴奏ヴァイオリンリサイタルin建長寺 ◇日時 2011年10月16(日)15:00開演(14:30開場) ◇会場 建長寺方丈(神奈川県鎌倉市山ノ内8 tel 0467-22-0981 *JR北鎌倉駅から徒歩15分(駐車場の用意はございません) ◇料金/3,500円(全席自由、別途拝観料300円を支払ってご入場下さい) ◇主催:如水会鎌倉支部 後援:一橋大学 建長寺 ◇協力:北鎌倉涌水ネットワーク ミュージシャンズパーティー ◇お問い合わせ先/如水会鎌倉支部・石田泰尚リサイタル実行委員会 松岡 ℡0467(31)9875 平尾 ℡0467(47)5122 野口 ℡0467(41)1817 ◇チケット発売日 如水会会員・鎌倉市在住の方先行発売7月4日(月) 一般発売7月19日(火) ◇お申し込み方法 ・先行販売 ※郵便振込みのみのお取扱いです 通信欄に10/16石田泰尚無伴奏リサイタル○○枚、ご依頼人欄に郵便番号・ご住所・お名前・電話番号をご記入の上、お申し込み下さい。お振込手数料はご負担下さいますようお願い申し上げます。 ・口 座 名 如水会鎌倉支部 ・口座記号番号 00240-7-135178 先行予約お申し込み締め切り7月15日(金) ※チケットはご入金が確認でき次第、2週間程度以内にご郵送いたします。 ※お申し込み後のキャンセルは、ご容赦下さいますようお願い申し上げます。 ・一般販売【7月19日(火)】 7月19日以降は下記でお取り扱いいたします ▽島森書店鎌倉店(0467-22-0266 鎌倉市小町1-9-3) ▽たらば書房(0467-22-2492 鎌倉市御成町11-40) ▽ミュージシャンズパーティー(03-5468-6966 平日10:00~18:00) ・やむを得ない事情により、演奏曲目・曲順などが変更されることがあります。 ・公演中止の場合を除き、チケットの払い戻しはいたしませんので、ご了承くださ い。 ・未就学児のご入場はお断りしております。 【プログラム】 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調 BWV1002 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調op.27-2 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調op.27-3「バラード」 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 【プロフィール】 石田 泰尚 Yasunao Ishida 神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年より神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任、現在に至る。これまで多数の協奏曲をソリストとして共演し、そのどれもが好評を博している。 オーケストラ以外にもソロリサイタル、トリオ・リベリタ,YAMATO弦楽四重奏団、スーパートリオ3℃、Beeなど活動は多岐にわたり、2008年にはその功績から神奈川文化賞未来賞を受賞した。これまでに、渡辺雄一プロデュースによる3枚のソロアルバムとブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲集(09年1月録音)のほか神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者山本裕康氏とのDVD『Duo』をリリースするなど録音も多い。近年では出演するコンサートはチケット売り切れが相次ぐほど、カリスマ的な人気を持つ。 ▽公式サイト www.musiciansparty.jp/wp/ishida/ ![]() ▲
by kitakamayunet
| 2011-06-20 20:03
| イベント案内
|
Trackback(1)
|
Comments(0)
今度は裏庭に植えたトマトを今夏、初収穫(2011・6・19) 6月20日朝、自宅の裏庭に行き、前日にこのブログで「明日か明後日には収穫できるかも」と予測したキュウリを1本、初収穫した。長さは約20センチ。結構形がいい。食べ方は味噌きゅうり(もろきゅう)で決まりだ。今夜、これからビールでいただくつもりだ。 ![]() 昨日の映像 ![]() 昨日に続き形のいいトマトも一個、収穫。こちらは冷やしトマトにする。 ![]() ▲
by kitakamayunet
| 2011-06-20 19:36
| 野口農園
|
Trackback(1)
|
Comments(0)
里山ってなんだ!第7回「生物の多様化」5 ヤブミョウガ ![]() 雑木林と人工林が混在した六国見山森林公園では今、春に除伐した常緑樹の根元からたくさんの新しい枝(ヒコバエ=萌芽枝)が、にょきにょきと出ている姿を目にすることができる。ヒコバエの葉は、緑に赤が融合し、とても艶やかだ。生命の息吹と循環を強く感じる。 ![]() 手入れをスタートさせたときに、「除伐をすると山が丸裸になる」と批判めいた声を耳にした。しかし、これがいかに見当違いの意見であったかを、ヒコバエが証明してくれている。下草刈りと除伐を行った結果、日差しが入るようになり明るくなった六国見山森林公園には、多様な生き物のエネルギーが満ち溢れている。 「萌芽更新」 「おじいさんは山にしば刈りに……」。昔話「ももたろう」の始まりに出てくる「しば刈り」とは雑木林の手入れ(もやかき)のことです。しばとは手入れで切り取った萌芽枝のこと。電気やガス、灯油の代わりにおじいさんのように山から木を伐って燃料にしていました。…田畑が広がり、小川が流れ、燃料になる木を伐り出す林、竹林、草刈場などがあり、人の暮らしと自然が密接にかかわりあっているところを、そこを「里山」と呼びました。…人工林では伐採後、苗木を植林して育てていくのが普通ですが、雑木林の主要樹林であるクヌギ、コナラ、カシワ、クリ、エゴノキ、カエデ類などの植物は新しい枝(萌芽枝:俗に「ひこばえ」といいます)が出てくるので、これを成長させることで、新しい株を育てていく方法が、薪炭林などで古くから行われてきました。これが「萌芽更新」です。(「森づくりワークブック 雑木林編」中川重年監修 全国林業改良普及協会) ヒコバエ(「ウィキペディア=フリーの百科事典」より) 蘖(ひこばえ)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。 太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて「ひこばえ(孫生え)」という。春から夏にかけて多く見られるが、俳句では春の季語となっている。 森林伐採の後、切り株からの蘖によって新たな森林ができるようにすることを萌芽更新という。かつての里山はこれによって維持された。カシ類などは種子からの株は単独の茎をまっすぐに立てるが、切り株からでた場合はやや斜め、切り株から外向きにでることが多い。芽が大きな木にまで成長する頃には切り株自体は枯れて腐って消失するが、わずかに間を開けて複数の幹が、それぞれやや外向きに伸びていれば、その内側に切り株があったのだと分かることもある。 幹を切らなくても、環境悪化などによって主茎が弱った場合などには蘖が多数でることがある。 ▲
by kitakamayunet
| 2011-06-19 13:21
| シリーズ「里山ってなんだ!」
|
Trackback(1)
|
Comments(0)
裏庭に植えたナスを今夏、初収穫(2011・6・16) キュウリは収穫寸前にまで成長 ![]() 6月19日、裏庭に植えた野菜の様子を見に行ってびっくりした。トマトが赤く色づき、キュウリは収穫寸前にまで成長していた。今年は例年よりかなり早い入梅だった。湿気に弱いトマトが育つかどうか、すごく心配していた。 ![]() ![]() ご覧のとおり、いまのところ、トマトは元気だ。しかし、天気予報ではしばらく梅雨空が続く。夏の太陽の日差しが降り注ぐようになるまで、何とか生き延びてほしい。この日は小ぶりではあるが4個初収穫した。 ![]() ![]() キュウリは明日か明後日には収穫できるかも。 ![]() ![]() ▲
by kitakamayunet
| 2011-06-19 12:55
| 野口農園
|
Trackback(2)
|
Comments(0)
里山ってなんだ!第7回「生物の多様化」4 ヤマウド ![]() 6月18日に坂齋明さん(神奈川県森林インストラクター)から、教えてもらったもう一つの植物の存在と名前はヤブミョウガだった。自宅の裏庭に食材用のミョウガを植えてある。それとヤブミョウガはとてもよく似ている。「群生するよ」と坂齋さん。7月にはヤブミョウガの白い花を楽しむことができるだろう。 ![]() ![]() 自宅の裏庭のミョウガ ![]() ヤブミョウガ(やぶみょうが) [ 日本大百科全書(小学館)] 【藪茗荷】[学名:Pollia japonica Thunb.] ツユクサ科の多年草。茎は直立し、数枚の葉を互生するが、おのおのの葉の節は接近しているので輪状にみえる。葉は狭長楕円(だえん)形で長さ20~30センチメートル、幅3~7センチメートル、平行脈があって先はとがり、上面はざらつく。7~9月、茎の先に密錐(みっすい)花序をつけ、全体の高さ0.5~1メートルになる。 花序は数段にわたって輪生状に枝をつけ、おのおのの枝は集散状に花をつける。軸と枝には短い毛があってやや粘る。同じ株に両性花と雄花がつく。萼片(がくへん)は3枚、円形で厚みがあり白色。花弁も3枚あり卵形で長さ約5ミリメートル、白色で薄い。雄しべは6本。両性花では花柱が中央に出ているが、雄花では花柱は短く子房も退化して小さい。 子房は初め白色で、発達すると茶色になり、熟すると径が約5ミリメートルの球形で光沢のある藍青(らんせい)色になる。液果のようにみえるが子房壁は薄く、のちに不規則に破れる。種子は黒色で表面にいぼ状の突起がある。暖帯林の下に生え、関東地方以西の本州から、九州、および中国大陸南部、台湾に分布する。名は、葉がミョウガと似ているためであるが、ミョウガの葉序は2列互生なので明らかに区別できる。 約一ヵ月後の定例手入れ日の7月16日、ヤブミョウガが白い花を付けていた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by kitakamayunet
| 2011-06-19 11:38
| シリーズ「里山ってなんだ!」
|
Trackback(1)
|
Comments(0)
里山ってなんだ!第6回「生物の多様化」3 ホタルブクロ ![]() 6月18日の第6回六国見山森林公園の定例手入れの際、手入れの指導をお願いしている坂齋明さん(神奈川県森林インストラクター)から、2種類の植物の存在と名前を教えてもらった。坂齋さんによれば、手入れの結果、日が当たるようになって、生えてきたという。 一つがヤマウドだ。 ![]() 坂齋さんに皮をむいてもらって、茎の部分を食べてみた。あまりはっきりとした味はしなかったが、水分をたっぷり含んでいた。ヤマウドの茎の先端部分はてんぷらにすると美味しいらしい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ウド(独活、Aralia cordata) (「ウィキペディア=フリーの百科事典」より) ウコギ科タラノキ属の多年草。香りが強く、山菜として好まれる。 夏に小さな白い花をたくさん付け、秋に直径3mmほどの黒色の液果となる。一果中に3-5個のゴマ状の種子をもつ。高さは約2-3mに成長し、「ウドの大木」という慣用句もあるが、木ではない。春・初夏(ゴールデンウィーク頃)に芽吹いた小さな頃には山菜として利用できるが、大きくなると食用にも木材にも適さないことから例えとされたと言われている。だが、実際の所は夏ごろまで「若葉」や「つぼみ」も山菜として採取できる。 若葉、つぼみ、芽および茎の部分を食用とする。つぼみや茎は採取期間が短いが、若葉はある程度長期間に渡って採取することができる。林の際など日当たりのよい場所か半日陰の傾斜地などに自生するが、スーパーなどで見られる白いものは軟白栽培(日の当たらない地下で株に土を盛り暗闇の中で栽培する方法)によるものでモヤシのように茎を白く伸ばして出荷する。 料理の分野では前者を山ウド、後者を白ウドと呼び区別することが多い。後者は立川市を中心とした東京都多摩地域の特産品である。 山ウドはやや灰汁が強く、山菜として葉や先端を天ぷらなどにする他、ぬた、茹でたものを酢味噌和え、味噌汁の実とする。 白ウドは前記の他、酢水で灰汁抜きをして煮浸しやサラダとしても食べられる。また、皮も柔らかいため、捨てずに短冊切りにしてキンピラにすると美味しいため、白ウドは捨てるところがほとんどない。 一ヶ所から数本のウドの大木が生えている場合は、1本は切り倒してよい。茎の硬い皮を削ぎ取ると芯の部分はセロリのように美味である。ここまで大きくなると生のままでもほとんどアクがなく、雑味もない。また、先端の部分はまだ柔らかいので、若葉や花芽がまだ出ていないものは摘んで天婦羅にできる。 ただ、食物アレルギーがあるので、食べる際注意が必要。 根は独活(どくかつ、どっかつ)と呼ばれ、薬用にもなる。また、アイヌ民族はウドを「チマ・キナ」(かさぶたの草)と呼び、根をすり潰したものを打ち身の湿布薬に用いていた。ちなみにアイヌにとってウドはあくまでも薬草であり、茎や葉が食用になることは知られていなかった。 ▲
by kitakamayunet
| 2011-06-19 11:31
| シリーズ「里山ってなんだ!」
|
Trackback(1)
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||