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「人生の最期は『ありがとう』のことばで結びたい」(足立大進管長) 鈴木大拙と混沌:円覚寺夏期講座初日(2006・7・22) 夏期講座2日目は生憎、遅い梅雨明けのせいで朝から雨だった。何度か夏期講座に足を運んでいるが、昨年までは真夏の太陽がギラギラ照り付け、女性は日傘を差して、円覚寺に足を運んだ。しかし、この日は雨傘にかわった。聴衆の数に変化があるのだろうか。注目していたが、ほとんど変化はなかった。やはり、この夏期講座には人を惹き付ける何かがある。4日間受講したいが、休みが取れず、私の今年の夏期講座はこの日でお終い。でも、得るものがたくさんあった。 ▽お寺の「売り物」は安心(あんじん) 「酒屋に行けば酒がある。では、お寺に行けば何を売っている?」。二日目、足立管長はこう、聴衆に問い掛けた。「高い料金で戒名を売る?そういうことではあるまい。お寺、教会、神社、神、仏なんであれ、『売り物』は安心(あんじん)でなければいけない。ご本尊が大日如来、薬師如来、お釈迦様であってもだ。では何に対しての安心なのか。それは『四苦八苦』の苦しみ(ままならないこと)を逃れるためである。ならば安心を手に入れるためにはどうするか。禅の世界には己事究明という言葉がある。修行によって、己とは何か、命とは何か、自分の本質を明らかにし、今、ここで生をいただいていることをはっきりさせる。それが幸せの第一歩だ」 ▽「まず臨終の事を習うて 後に他事を習うべし」(日蓮) 「命の問題をはっきりさせることが安心を得るための第一歩である。人間は生まれ育って、死に向かって進んでいる。『まず臨終の事を習うて 後に他事を習うべし』。日蓮の言葉である。『拝借申す四大五蘊 お返し申す今月今日』。こちらは一休禅師。命とは厄介である。『死にたい』と繰り返し言っていた人間が、臨終の間際に『死にたくない、死ぬのは寂しいからいやだ』という。並みの人生であれ、限りないご縁で生きてきた。問題は最後に、『ありがとう』という言葉が出るかどうかだ。私は人に、亡くなることを勧めている。ガンで手術をした人のお見舞いに行くときに、色紙を持参した。色紙には『よう頑張ったよ 疲れたろう 楽になろうよ』と書いた。病院にいったとき、この人は亡くなっていたが、遺族はお棺にこの色紙を入れて火葬した」 ▽「月影の 至らぬ里は なけれども 眺むる人の 心にぞすむ」(法然) 「目には見えないが宇宙いっぱいに広がる命の根源がある。そこから気が生じ、人間の命の中に流れ込んでくる。ご縁お陰をいただいて命が存在している。これを鈴木大拙は霊性ととらえた。『仏心は生き死にを超え 天地を包みて天心独朗にものぞ』。朝比奈宗源元円覚寺管長は仏心ととらえた。一方、法然は『月影の 至らぬ里は なけれども 眺むる人の 心にぞすむ』と詠んでいる。鈴木大拙は臨終の間際、『何かしてほしいことはあるか』といわれたとき『何もないよ、サンキュー』と答えたという。簡単ではないが、人生の最期は、『ありがとう』の言葉で結びたい」 #
by kitakamayunet
| 2006-07-27 07:36
| 現代に生きる禅の精神
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