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石渡徳一鎌倉市長殿 ◎旧小泉邸跡地マンション建設問題に関する要望 2004年12月22日 北鎌倉湧水ネットワーク代表・野口 稔 北鎌倉湧水ネットワークの野口です。御無沙汰しております。大京の旧小泉邸跡地マンション建設問題で下記の4項目の要望を致します。御配慮のほど、よろしく御願い致します。なお、この要望と石渡市長よりいただいた回答は、北鎌倉湧水ネットワークのHPに掲載致します。 (1)事業者である大京に対し、住民と円満な話し合いをするよう指導してください。 【理由】 北鎌倉・旧小泉邸跡地のマンション建設問題で、山田建設からすべての権利を譲り受けたマンション専業首位の大京は、12月12日夜、山ノ内公会堂で、近隣住民への説明会の席上、「形状・規模に関する住民説明会は今回が最後」と住民説明会の打ち切りを宣言、見切り発車で、5階建てマンションの建設を強行する方針を示しました。住民との質議は時間にしてわずか約1時間半。この件に関しての協議はスタートラインに立ったばかりで、十分な協議が行われたとはいえません。説明会には住民約30人が出席しましたが、5階建てマンションの建設に全員反対しました。 【御参考】 速報!大京が5階建てを強行 -住民の反対無視し、見切り発車- (2)5階建てではなく4階建て以下とするよう指導してください。 【理由】鎌倉街道沿いに5階建ての巨大マンションが出現することは、低層建築で統一された北鎌倉の街並み景観との調和を著しく欠くと同時に、道行く人々に圧迫感を与えます。 (3)企業モラルを遵守するよう注意喚起してください。 【理由】旧小泉邸跡地のマンション建設問題は、今年3月、山田建設が近隣住民に提示した「実質15メートル以下、4階建て」を柱とした修正案で決着が予想されていました。権利を譲り受けた大京もこの修正案を最大限尊重するとしていたからです。大京の今回の見切り発車は、明らかに信義違反です。 【御参考】 大京が16メートル、5階建て案を提示-「信義違反」と協議会は修正を要求- また、大京は北鎌倉湧水ネットワークの事前了解なしに、北鎌倉の景観を破壊しながら、大京の販売促進用のパンフレットに北鎌倉の湧水を使った地ビール「北鎌倉の恵み」掲載しています。御承知のように「北鎌倉の恵み」は、北鎌倉湧水ネットワークが「北鎌倉が変わらない街並みであり続けてほしい」という思いから誕生にあたって、企画を中心に、ボランティアで、さまざまな協力をしてきました。2002年12月18日の国立マンション訴訟判決では、被告の明和地所を「住民を敵視し、景観破壊を認識しながら景観の美しさをマンションの売り物としていたことを挙げ、『社会的使命を忘れた』と非難しています。 【御参考】 北鎌倉の恵み 「北鎌倉の恵み」掲載で、大京に再回答を要求 北鎌倉の恵み覚書 (4)マンション建設予定地の湧水(地下水)へのしっかりした事前調査をするよう指導してください。 【理由】北鎌倉は湧水が豊富で、約200箇所の井戸があり、生活用水や災害時の備えとして、街の重要な「財産」となっています。マンション建設予定地の旧小泉邸には、深さがそれぞれ8、5メートル、2、2メートル、2、7メートルの三つの井戸がありました。驚くほど水脈が浅く、いわば「水に浮いているようなもの」で、地盤が極めて不安定です。このため、周辺工事が始ってから、近隣では家屋が大きく揺れ、「船酔い状態になる時がある」(近隣住民)という声があがっています。また、近隣の住民の一人は「昔から井戸は扱いが難しい、といわれている。井戸を封鎖する場合は、息抜きや排水パイプを作るなど、慎重な対応が必要だ。しかし、旧小泉邸の三つの井戸は、息抜きや排水パイプを作らず埋められた可能性がある。その証拠に旧小泉邸の敷地から、周辺の道路に水が流れ出している。雨上がりの時が特にひどい。敷地内ではユンボーのキャタピラが、泥水につかって、身動き取れなくなり、ポンプで水を吸い上げていたのを目撃した」と証言しています。「水に浮いている状態」の軟弱な地盤の上での本格工事は、近隣に人工的なさらに「大きな揺れ」をもたらすことは必至です。何よりも心配なのは軟弱な地盤の上に建てられた巨大マンションの安全性です。もし、規模の大きな地震が襲った時、大京はマンションの住民にどこまで安全を保証できるのでしょうか。工事に伴う周辺の井戸への悪影響も懸念されます。 【御参考】 石渡徳一鎌倉市長殿 北鎌倉の景観に関する要望 2003年11月20日 北鎌倉湧水ネットワーク代表・野口 稔 北鎌倉では現在、六国見山を中心に、景観に大きな影響を与える複数のプロジェクトが進行中です。北鎌倉の景観の大きな特徴は、歴史的な遺産と緑の調和にあると考えます。そして、この景観は「公共財」のような価値を持っており、私たちは、この景観を保全し、後の世代に伝える義務があるのではないかと考えております。こうした観点から、下記の要望をまとめました。御配慮のほど、よろしくお願い致します。 中略 【3】小泉邸跡地マンション建設計画に関する要望 北鎌倉の小泉邸跡地にマンション建設を予定している山田建設は、2003年11月11日、近隣住民への説明会で、5階建てのマンション建設計画を提示しました。配付された資料には「最高高さは14.80メートル」と明記されていますが、これは平均地盤面を基準にしたものです。鎌倉街道を基準にしてはかると「最高高さは16.05メートル」となっており、鎌倉市の指導基準である15メートル以下におさまりきっていません。このまま5階建てのマンション建設を認めれば、鎌倉市の指導基準の形骸化につながると考えます。 鎌倉市の指導基準は歴史、風土を考慮した鎌倉らしい街並みを保全するために作成されたものだと聞いています。さらにマンション問題に取り組んでいる関係者の間では、高さを15メートル以下とした鎌倉市の指導基準は先駆的な施策として、高く評価されています。15メートル以下といえば、4階建てまでというのが常識だと思います。指導基準作成の原点に立ち返り、実質と形式の両面から、15メートル以下とするよう事業者を指導してください。 【石渡徳一市長からの上記要望への回答】 3 小泉邸跡地マンション建設計画に関する要望について 当該地は、鎌倉市の都市景観を総合的かつ、計画的に推進するための基本的な考え方である景観形成基本計画において、北鎌倉ベルトに位置づけられ、 ・ 古都景域と都市景域を結ぶベルトとして、まち並みの連続性に配慮 ・ 背景となる山並みと調和したヒューマンスケールの都市景観の形成 ・ 歴史的環境に調和したまち並みの整備 ・ 魅力的な歩行空間の整備 などを景観形成の基本方針としている地域にあたります。このため、市ではこの基本方針に沿って事業計画が進められるよう事業者に対し、次のような要請を行っています。 ・ 建物の配置、規模、形態、意匠 ・ 既存樹木の保存 ・ 歩行空間等の魅力的な公共空間の確保、創出等 特に、ご質問の建築物の高さについては、周囲の土地利用の状況や法令上の制限(近隣商業地域及び第一種中高層住居専用地域)等を踏まえ、周囲の建物から際立つことがないよう、事業者に対し要請をしております。 「建築物の高さの指導基準(高さ15m以下とする。)に沿った指導を」とのご要望ですが、これは、風致地区外(一部の地域を除く。)において、建築物の高さ(平均地盤面からの高さ。)が15mを超える場合、都市計画審議会の諮問対象となるもので、行政指導のひとつの目安ではあるものの、指導基準ではありません。 このため、市では地域の実情を踏まえ、地域毎の個性豊かなまちづくり、景観づくりを進めるため、地域住民の方々と行政との協働により、地域の詳細なルールを定める「景観形成地区」等の制度を創設し、地域毎の個性豊かなまちづくりを進めております。 今後とも、こうした考え方にたって、制度の積極的な運用を進めていきたいと考えています。 なお、マンション建設計画の手続きにつきましては、鎌倉市開発事業等における手続及び基準等に関する条例に基づき、平成15年7月2日に事前相談申出書が提出され、その後、事前相談、近隣住民への説明及び標識の設置を経て、現在、住民説明会を開催し住民の皆様と事業者で話し合いがされているところです。 市といたしましては、今後とも事業者・住民による円満な話し合いが行えるよう事業者に対して指導してまいります。 今後とも、市民に愛される市政を進めてまいりますので、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。 平成 16 年 1 月 19 日 鎌 倉 市 長 石 渡 徳 一 #
by kitakamayunet
| 2004-12-22 18:16
| 速報
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